リダクテッド論Vo2:リダクテッドの画面構成の最大の特徴は、
絶えずカメラの存在を、被写体及び鑑賞者に意識させる点
にある。(これがこの作品を”フェイクドキュメンタリー”と
称させる根拠でもある。)映画において”モダン”の原理が作動
しているときは、カメラの存在は物語の後景に退き、鑑賞者の
意識から第三の審級としてのカメラの存在は消え去る。
しかし物語への信仰が低下するなら、構造上カメラが意識に
回帰する。イラク戦争に至る経緯で世界が経験した”映像メディア
による真理概念のバブル状態”は、臨界点まで達していた。
このバブル崩壊をリダクションに見出すことができる。
ということは、この”映像メディアのバブル崩壊”(映像に対して
人々が信頼しなくなる状態)は、今回の金融という信頼
システムの崩壊と、時期をまったく同じくしていたのでは
ないだろうか。アメリカの不動産バブルと、イラク戦争は
やはりパラレルだったのでは?
ま、よーわからんけど。
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